男性でも女性でも美しい舞妓さんにお目にかかると、ついつい感嘆のため息が漏れてしまいます。
そんな美しい舞妓さんにはどこに行けばお目にかかれるのか、舞妓さんとお座敷遊びをするにはどうすればいいのか、守るべきマナーなどについてご紹介していこうと思います。
舞妓さんや芸妓さんがいる場所は置屋さんというそれぞれが所属するお店であったり、お茶屋さんといったお客様と接する場所になります。
お客様が置屋さんで舞妓さんや芸妓と会う事はできませんし、お茶屋さんでも一見さんお断りのお店が多い為にどなたかに連れていって頂くかご紹介がないとお茶屋さんにも入れません。
しかしお茶屋さんのお座敷に行くまでの舞妓さんだったり、日頃お世話になっている人に年始の挨拶のために年内に回る時などは花街周辺や近くなどで舞妓や芸妓さんを見かける事ができます。
お座敷に行くまでの道すがらですのでゆっくり撮影という訳にはいきませんが、声を掛けて写真を1枚撮影させてくれるか尋ねてみる事は構わないでしょう。
声を掛けてみると快く写真撮影に応じてくれる舞妓さんや芸妓さんがほとんどです。
年末には京舞の家元である井上八千代さんのお稽古場に訪れる多くの舞妓さんや芸妓さんを見る事ができます。
多くの舞妓や芸妓さんが井上八千代さんのお弟子さんですのでご挨拶に訪れる場所になります。
稽古場の前で舞妓さんに会う事ができますが、稽古場や有名なお茶屋さんの前では撮影しようとするカメラマンも多いので落ち着いて撮影が出来ないという事もあります。
春には「をどり」といい舞妓さんや芸妓さんの日々の鍛錬を発表する場があります。
それぞれの劇場や歌舞練場などで踊りや舞を見る事ができる機会なので、お座敷遊びとはまた違う舞妓や芸妓さんの姿を見る事ができます。
現在でも舞妓とお座敷遊びができるお茶屋さんというのは幾つもありますが、その殆どが一見さんお断りになっています。
幾らお金持ちであっても、知人や友人などのご紹介がないとお客にすらなれないという訳です。
これには理由があり、お茶屋さんの「お客様に対して完璧なおもてなしをしたい。」という気持ちの現れで、「お客様の趣味や嗜好を良く理解した上でおもてなしをして、お客様に心地よい時間を過ごして頂きたい。」という事なんだそうです。
料金の方も決して安いものではありませんから、後々に請求するという事もありご紹介からのご縁でお客様とお付き合いする事がお店を守れるという事もあるのかも知れません。
お茶屋さんでお座敷遊びをする際のマナーとしては、服装はカジュアルよりも少し上の程度で構いません。
ジャケットなどの上着があり素足でなければ良いのですが、タンクトップやショートパンツなどの肌が露出しすぎているものやサンダル履きといった格好は相応しくないという事が言えます。
これはご紹介下さった方の顔を立てるという意味でも自分がマナーを持ち合わせている証明という意味でも、正装である必要はありませんが身なりは清潔感のあるものが良いのです。
お座敷として靴を脱ぎ畳に上がりますので、仕事終わりでいらっしゃる方は事前に靴下を履き替えてお見えになるなど、お客様の方としても一定のマナーを守っているという事が伺えます。
お座敷では最低三つの決まりがあり、
などです。
舞妓や芸妓の衣装や装飾品は非常に高価な物ばかりです。
舞妓や芸妓の顔や体などの身体に触れる事や着物やかんざしなどの装飾品に触れる事もしないようにしましょう。
若い女性を舞妓さんといいますがこういった舞妓さんは未成年になりますのでお酒を飲ませてはいけません。
成人した舞妓さんや芸妓さんであればお酒をおすすめする事はできますが、お酒が弱かったりする場合は強要してはいけません。
当然の事なのですが無理にお酒を飲ませる事や触るなど嫌がる事をしてはいけません。
お酌をしてくれますがコンパニオンではないので、了承された範囲で楽しむにとどめておきましょう。
現在では舞妓さんや芸妓さんと会えるプランのあるお座敷体験プランなどがある、料亭や旅館などがあります。
一見さんお断りのお茶屋さんとは違い金額も明確に分かりますので、お財布を気にする事なく安心して遊ぶ事ができます。
現在ではお座敷体験プランもありますから自分に合った方法で舞妓さんと触れ合う事ができます。
ここまで舞妓さんとお座敷遊びをする際のマナーなどについてご紹介してきましたが、お客様でも節度とマナーが守られていれば楽しめる機会があるという事でお客さんと舞妓さんが気持ちよく遊べるという事になります。
ここまで様々な事についてかいつまんでご紹介してきましたが、舞妓さんと接する際やお座敷遊びをする機会などがあった場合の参考にして下さい。